IT企業にプログラマーとして採用される人には理系出身の人も文系出身の人もいます。社会人としてのスタートラインは同じだとしても、プログラミングについては理系であれば授業で少しやっているでしょうし、かなり経験がある人もいるでしょう。そのため、文系出身の人は自分はかなり出遅れていると感じて入社してくる人もいるかもしれません。
しかし、初心者プログラマーとしてしっかりした心構えがあれば、その差は数か月で埋めることができる可能性もあります。授業や趣味でやっているプログラミングと仕事でやるプログラミングは、使う言語が仮に同じだったとしても作業の性質が全く違うといってもいいでしょう。仕事で作るプログラミムは仕様書通りに、しかも誰が見ても分かりやすくプログラミングすることが大事です。この点においては理系の人も初心者といえますのでスタートラインは同じです。ですから第一の心構えとしては、仕事としてのプログラミング能力を身に着けることに注力するということです。
もう一つの心構えとしては、プログラミング言語は難しいと考えないことです。最初はなじみがないので難しく感じるかもしれませんが、外国語を学ぶことを考えれば楽なはずです。語学が得意だった文科系出身者であれば素早く追いつくことも可能でしょう。会社が初心者向けに研修等を行うことがあるでしょうが、その時は機会を逃さずできるだけ多くを真剣に吸収する心構えが大事でしょう。
文系なら言語を学ぶ楽しさが分かる